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2011年07月27日
クロスボウを自作してみました
こどもがチャンバラをして遊んでいたスポンジ製の剣がバラバラになり、中からプラスチックの棒が出てきた。
適度な弾力があったので、たこ糸を両端に張って、弓矢として再利用。
矢は新聞紙をきつく巻いて作成。
さっそく子供に渡すと・・・射ることが出来ない。
あれ、3歳児には弓は難しいのかな?
矢のおしり部分を工夫して、弦を挟めるようにしたり、いろいろやってみるけど、ダメ。
どうやら、左手で矢を支えながら右手は矢を引っ張るという同時進行が、彼にはまだ難しいようで。
そんな事をしていたら、突然、小学校くらいの時の記憶が蘇ってきた。
それは「こち亀」の両さんが無人島でサバイバルして、部長達と戦うために弓矢を作るんだけど、一緒にいた本田は不器用で弓矢を射ることが出来ずに、両さんは、そんな本田のためにクロスボウをナイフ一本で作ってあげるんですね。
それを読んだ当時の私は、両さんすげーって無邪気に思って、家にあった廃材でまねしてみたけど、当然、クロスボウとはほど遠い、発射することも何も出来ない廃材の固まりが出来あがった訳で。
頭の中にあるイメージを具現化出来ない自分に、無性に腹が立った記憶でした。
あれから20数年、今なら出来るかもしれない!!
というわけで、クロスボウ作ってみました。
さっそく、インターネットで本物のクロスボウを調べてみるけど、写真くらいしか出てこない。
うーん、構造とかの需要がないんだろうなぁ・・・。
しかたなく、写真で見るイメージを基にゼロから設計。
使用者が3歳なので軽量化の為にストックは省いてピストルクロスボウにすることにしました。精度なんていらないオモチャですしね。
あーだこーだと構想に1時間ほど。その後、お絵かきソフトで図面を作成。30分ほどで、なんとか完成。
子供が遊ぶ物なので、出来る限りシンプルで、壊れても修理しやすい構造を目指しました。(部品点数が多いと、作るのも面倒ですしね。)
プリントアウトした図面を、スプレー糊で材料に直接貼り付けて、そのまま糸鋸で切ります。
子供が早く遊びたがるので、接着する部分だけは先に切って、どんどん接着していきます。
そんで、大体切り終わったところ。
仮組みして、細かいところはやすりで調整。トリガーとかがきちんと動くかを確認。
板に挟まれる部分(トリガー)は、部材自体を紙やすりで、0.5mm程薄くするのがコツです。そうすると、なめらかに動きます。
トリガーの反発材にはボールペンから取ったスプリングを使ってます。
プラスチックの棒を突っ込んで、たこ糸を張ったら完成!!
作業時間は3時間ほど・・・ベランダでやってたので暑かった。
費用
total 500円分くらいなのかなぁ・・・。
ホームセンターでアガチス材を200円くらい買い足したけど、その他は昔作ったおもちゃの廃材なので・・・。
アガチスより檜の方が好きです。檜の板材が近所で手に入らないので、今回はほとんどアガチス。
必要な道具
子供にせがまれるオモチャは買わずに、何点か手作りしたので、機材の購入代金分くらいの元は取ったかな!?
こんな感じで。
手作りオモチャは、一度、道具さえそろえてしまえば市販のオモチャが4~5千円するのに、150円(ベニヤ板代)くらいで出来ちゃいます。(ただし、音・光なしw)
電動糸鋸があれば、木で作ろうが段ボールで作ろうが大した違いは無いです。
段ボール工作が出来るスキルがあれば、木で作れると思います。(カッターが糸鋸に代わり、ガムテープが木工用ボンドに代わる感じです。)
段ボールでもいろいろ作りましたけど、木の方が強度がある分、加工がしやすく精度が高いものが作れます。
夏休みの工作にいかがですか?
Posted by torazo at 07:39│Comments(0)
│クロスボウ
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