CX-5ネタが続いていますが、アクセスカウンターが伸びてるので、未だに情報不足なんだと思います。
なので、もうちょっとだけCX-5の情報を今後の方のために発信できればと思うので、続けます。
さて、今日はDPFの話。
ディーゼルを選択したい場合、近距離は適さないとか週1回は遠出したほうが良いとか、いろいろ言われております。
MAZDAもそこのところ、説明不足だと思うのです。
自分の使用環境では問題はないとわかっていたのですが、後学のためにMAZDAに聞いてみました。
簡単にDPFについて説明すると、ディーゼルから発生するPM(粒子状物質)をとるフィルターです。
粒子状物質とかいうと、なんか大げさだけど、要は煤。
んで、エンジンかけてると煤がたまります。
たまりすぎると困るので、たまに軽油を吹き付けて燃やしてフィルターを綺麗にします。
これをDPF再生って呼んでるのですが、CX-5の場合は自動で行います。
ちなみに、このDPF再生の際に軽油がエンジンオイルに混入するのでオイルの量がちょっと増えて、希釈されます。(当然、オイルの性能としては下がります。)
ここで問題なのは、このDPF再生を行うのに時間がかかるので、短距離・短時間の走行を繰り返しているとクリーニングが実施できず、フィルターが詰まりっぱなしとなります。
ある一定量がたまった時点で警告が出るので、その時にある程度走って、DPF再生すれば良いですが、それすら無視しているとディーラーへ持ち込みとなります。
個人的に気になったのは、では日常的にどの程度の運転をしていれば問題ないのか。
CX-5のDPFでトラブルを抱えないための、ある程度の距離って何km?もしくは何時間?ってことです。
調べてもはっきりとした答えは見つからなかったので、直接MAZDAに聞いたら丁寧に回答していただけました。
以下は問い合わせの内容と、回答の抜粋です。(実際はもっと、バッテリーの事とかもいろいろ聞いたので要約してます。)
質問に当たっては短距離走行を繰り返す(月曜から金曜日の5日間で1日あたり5分の運転を2時間おきに8回程度を想定)ような使用条件を前提として伝えました。
Q1.週一回程度の長距離走行を行った方が良いとのことであるが、おおよそ何km若しくは何分程度の連続走行を目安にすれば良いか。
回答
通常は30分以上の走行で自動クリーニングが完了します。
尚、外気温が氷点下のときは+10分の40分以上を目安としていただけますと幸甚です。
Q2.エンジンオイルの稀釈及び燃費悪化を防ぐ観点より、DPF再生回数を少なくしたいとすれば、(i-stopを解除し)エンジン始動回数を少なくした方が良いのか。
回答
直接的な回答はございませんが、CX-5では1~2秒以上の停止であればアイドリングストップした方が燃料消費を抑えられるということが判っています。
燃料消費量とPM発生量が比例すると考えますと、PM発生量も1~2秒以上のアイドリングであれば、エンジンを停止した方がPM発生量が少ないと考えられます。
尚、参考ではありますが、全くPMが堆積していない状態から長時間アイドリングした場合、約30時間でディスプレイに「DPF内にPMが堆積しています」と表示される程度堆積します。
補足
お客様に自動クリーニングするための走行をお願いしたい場合は、ディスプレイに「DPF内にPMが堆積しています」と表示されますので、表示された後に30分程度の走行をしていただいても構いません。
もしも、「DPF内にPMが堆積しています」が表示された後も、自動クリーニングできない10分以下の走行を繰り返された場合は、約60~80kmの走行(アイドリングの場合、6~8時間)で「DPF点検」と表示されます。この場合はマツダ販売店にて点検を受けて頂くことになります。
尚、短距離走行が多いシビアコンディションですと、エンジンオイルは5千kmまたは半年毎の交換となりますが、希釈が進んだ場合は、オイル警告灯を点灯してをオイル量を点検いただくように促します。 オイルレベルゲージにて「Xマーク」を超えていないか確認いただき、超えている場合は定期交換時期に達していない場合でもオイル交換をお願い致します。
とここまでがMAZDAの回答です。
まとめると
・週に1回程度、30分程度の走行をするなら短距離走行は気にする必要なし。
・週に1回走らなくても、ディスプレイにDPF再生の表示が出てから30分走ればよし。
・ただし、オイル交換は5000km推奨。
ってとこでしょうか。
この条件が満たせない方は、ガソリン車が良いようです。
あなたにおススメの記事